ファンタビ3を観てきたよ
少し前に大好きなハリーポッターシリーズのスピンオフ前日譚、ファンタスティックビーストとダンブルドアの秘密を観てきました。
前作黒い魔法使いの誕生(これがくそ良かった)から4年も待たされたのもあってわくわくで観に行ったんですが結論から言ってあんまりだった。
これが結構ショックでここ1週間どうもモヤモヤする。どうして満足できなかったのか、良かったところとなんでやねんとおもったところを思い出しながら自分なりに書き起こしてみる。
良かったとこ。
映像と音楽、やっぱりホグワーツ特急の窓からデケェ城が覗くと興奮するし例のテーマぱぱーららーぱらーらー♪が流れはじめると鼻息荒くなってしもた。
いっちゃん初めのニュートと麒麟ぶっ殺し組の戦闘よかった。敵が黒い煙纏いながら追いかけてくる感じが死喰い人を思い起こしてくれた。
今作の見せ場、アルバスとグリンデルバルドとの血の誓いが破壊されて、完全に袂を分かって『私以外に誰がきみを愛するんだ』。この台詞は哀愁というかグリンデルバルドの感情が乗っていて好きだった。
なんでなん?てとこ。
ブチ切れると建物を破壊する黒いモジャモジャことクリーデンスくんの扱いとグリンデルバルドの計画の体たらく。ファンタビ1,2はこの坊やの物語という側面が大きかったと思う。前2作を通してようやく彼の正体はダンブルドア一族の末裔であるとあきらかになった。こんな丁寧に描かれて設定モリモリのクリーデンスくん、今作の扱い雑過ぎないか?グリンデルバルドの筋書きだとダンブルドア(アルバス)を倒す秘密兵器のような扱いだったのにアルバスに対する憎しみの煽りも弱い、勝てる根拠も特になし、結局、クリーデンス本人に心変わりされちゃって計画をバラされたから始末しようとするってお粗末すぎないか。あとナギニちゃんどこ行ってん。
ニュートの兄貴、テセウスこいつは前作でグリンデルバルドに婚約者だったリタを殺されてめちゃ泣いてた、今作でもすんなり即興ダンブルドア軍団の一員として働いてくれたのだが、リタの事忘れたん?記憶抜かれた?ってくらいずっとヘラヘラしていて悲しみや憎しみを全く感じなかった。辛い過去を乗り越えたというより何もなかったかのような振舞いだった。つい最近婚約者亡くしたばかりなのによくジェイコブ達の結婚式にニコニコ参加できるな。
ユスフカーマ、前作で殺されたリタの兄貴。序盤からダンブルドア軍団側のスパイとして敵陣営に潜り込んでいたが度々、グリンデルバルドの純血思想に惹かれているような描写があり、リタの記憶を抜かれたことで完全に鞍替えしたかに思われたが終盤テセウス達の援護にまわった。そもそもこいつはなんで味方なんだ?主人公サイドと大した関係性もないだろ、リタの仇を取りたいとかならまだわかるけど記憶抜かれた後はもうさっぱりだった。
ヒステリック読心女クイニーちゃん、マグル(ジェイコブ)と結婚できない法律に絶望してその法律を変えてくれるかもしれないグリンデルバルドの軍門に下った彼女がやっぱり敵に成り切れず戻ってきたのは良いものの今作のラストでは結婚式挙げちゃってるんですが、、、いや法律の撤廃できるんかい それ出来るんだったら先言うといてや。そんなんできひんやん普通。前作意を決して炎に飛び込んだ意味なかったじゃん。
細かいとこ挙げると
呪文の詠唱あんまりなくて寂しかった
アバーフォースの取ってつけたような設定
動物(麒麟)に魔法界の長決めさせるのどうなん
麒麟の死体操る時間短すぎない?クリーデンスの告発がなくてもバレてたやん
この戦いにジェイコブ要らなくない?
とか色々出てきますが疲れたのでこの辺にします。
とにかく前作から通して観たときに言動と情緒が理解できない登場人物が多いと感じた。愚痴ばかりになったけど忘れてるだけで前半書いたとおり良かったとこもあったはず。4,5作と続いていくらしい、全部観終わった後3以外はめちゃ良かったと言わせてほしいな。